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大友の姫巫女

第二十六話 天下を望まなかった男

安芸国 吉田郡山城 毛利館


  お元気ですか?
  宇佐で巫女をやっている珠です。
  現在船を下りて、少輔四郎殿と共に死地にいます。
  はい。毛利元就の本拠、吉田郡山城です。

 うん。
  ただの姫巫女、せいぜい百人にも足りない私に万の兵を動員するのはどうかなと思うの。おじいちゃん。
  丸に三つ引。吉川元春だな。
  三つ巴。小早川隆景もいやがる。
  うわぃ。毛利両川揃い踏みですよ。

「父が倒れる前は尼子攻めをしていましたから」

 説明サンクス。少輔四郎殿。
  けど、その兵をまだ帰していないって事は、本気で元就のじじいやばいのかもしれん。
  ここで死んでくれると凄く楽ではあるのだが、元就亡き毛利となら和議は十分成立するしね。

 で、将兵の我々を見る目が痛いこと痛いこと。
  こういう状況はひびったら負けという事で大友の家紋たる杏葉紋の旗を先頭に歩いていたりする。
  門司の戦に出ている者も多くいるだろうしね。
  問答無用で襲ってこないあたり、統率はちゃんと取れているらしい。
  大名の代替わりほど厄介なものは無い。
  兄弟、親類、妻母含めて火曜ワイド劇場もかくやの殺戮劇が行われるからだ。
  『真実はいつもひとつ!!』とか言う少年探偵なんぞ「だから?」の一言で殺されるとても殺伐とした世の中。戦国時代。
  コナン君大活躍だと思うけどね。
  大友二階崩れとか、あれ、父上犯人じゃないかと私は疑ってみたり。
  ボンバーマンなんかいい悪役として大活躍できるだろうし、今いる毛利元就なんて相手にしてみろ。多分、コナン君の目の前で完全犯罪をやりかねん。
  なお、尼子経久や宇喜多直家とかもいるし。
  西国は知能犯殺人鬼の巣窟だな。まじで。
  で、そんな彼らに可愛がられる私。珠姫十四歳。
  戦国ならコナン君にも勝てる自信はある。
  閑話休題。

 話が逸れたが、代替わりの粛清はそれが戦国大名の地位継承の一面を担っているのも否定できない。
  無能な君主では家が滅びるからだ。
  それは国衆の態度にも反映される。
  戦も終わり、帰還したいだろうがここで帰ったら「叛意あり」と讒言されかねないのだろう。

「お召しの物。
  全て着替えていただけないでしょうか?」

 一応、毛利館の賓客扱いではあるが、付き人の女中の第一声がこれである。
  さすが謀略で国を取っただけに、謀殺については徹底的なチェックをするらしい。

「いいわよ。
  なんなら、観音様も広げてみせましょうか?」

「お願いいたします」

 冗談まったく通じないよ。さすが毛利女中。
  ふん。
  脱いだ時の私の真価を知るといいわ!


  壮絶な色気っっっ!!!


  畑のお肉で作られる豆腐や納豆は私の大好物です。
  まぁ、冗談は別として伊勢に行った時にちゃんと神様から力を貰ってきたのですよ。
  この壮絶な色気は天宇受売命直伝である。
  男だったらいちころで堕ちるテンプテーションらしいけど、無表情な毛利女中の視線がとっても痛い。
  ロマサガ2のロックブーケの気持ちが今ならとても痛いほど良く分かる。
  うん。女ばかりパーティで攻め滅ぼしてごめん。

「姫様。
  観音様の方も」

 はいはい。
  くぱぁっと。

「はい。結構でございます。
  お召し物はこちらの方で預からせてもらいます。
  代わりの物はこちらでございます」

 なお、麟姉さんもくノ一もみんなくぱぁされたそうな。
  ここまで恥かかせただけあって、用意されていた巫女服は最上品質だった。


  で、用意された部屋へ。
  麟姉さんと、舞、霞、あやねも同じ部屋なのはありがたい。
  万一の事を考えて、今度は伊勢の主神天照大神から頂いた力を発動。

 固有結界『天岩戸』

 当然、効果はそのまま、こちらの了解無しに進入不可の結界を作る引き篭もりスキルである。
  伊勢まで行ってもらってきた力がこれかよ!と突っ込む前に少し私の言い訳を聞いていただけると幸いである。

 メガテンちっくに説明すると私のレベルが足りないのだ。
  これに種族属性による相性が絡んでくる。
  母が比売大神っていう幻想郷に行きかねないほど忘れ去られていた羽入と似たような国津系地母神の娘である私に、現世に介入しなくてもいいほど認知されている天津系トップの天照大神の力は扱いきれない。
  で、低レベルでかつ役に立ちそうなものという訳でもらってきたのがこれだったりする。
  ああ、オリキャラ最強物だったらどんなに良かったか。
  完全武装の万の兵士を一度見てみろと。彼らの敵意まじで怖いから。

 まぁ、その敵意なんて気にせずに突っ込む踊る毘沙門こと上杉謙信とか、あれ多分種族違う。
  種族人間じゃなくて、種族毘沙門だからきっと。種族呂布や種族ルーデルと同じように。 
  某ゲームメーカー補正自重と言いたいけど、史実見たら足りないから。補正。
  あそこまで行けばこの状況の生還は期待できると思うけど、固有結界使っても生きて帰れる自信がまったくありません。ええ。

  
「良く来られた。
  わしが贈った鎧の着心地はいかがだったかな?」

 寝床につく毛利元就は好々爺という雰囲気なのだが、この雰囲気に騙されてはいけない。
  そして、元就の後ろに控える毛利両川。
  輝元はまだ元服していないからこの場には出ていない。
  ん?
  将軍逃亡したけど誰の名前貰うつもりだろう?

「良き物を本当にありがとうございます。
  ただ、私としましては着る事無い様に祈っておりますが」

 だって、あれ着る時って敵間違いなくあんたらだよと言外に言ってみる。
  びくりと吉川元春の眉が動いたが気にしない。

「いやいや、我らを相手にする時も着てくだされ。
  華美な装飾で狙いやすい様に作りましたからな」

 ああなるほど。
  だからあれだけおしゃれな訳だ。
  小早川隆景が目で笑っているが見なかった事にする。

「はっはっはっ」
「はっはっはっ」

 ああ、まるでボンバーマンと話をしているようなとっても殺伐とする雰囲気。
  まだ死にそうに無いぞ。こいつ。
  史実でもあと六年ほど生きるんだっけ。

「ところで、四郎の事ですがいかがですかな?」

 孫の事を心配するかのように息子の事を気にかける元就。
  まぁ、大名にとって一門というのは、家の繁栄の為に必要だからなぁ。

「良き若者かと。
  良き師につけばきっと毛利を支えるよき将になれましょう」  

 さらりと一般論で返してみる。
  まぁ、これで諦めるようなじじいでは無いのは分かってはいるが。

「耳にはしていると思うが、もう一度。
  姫。
  わしはそなたを毛利の一門に迎えたいと思っている。
  門司での戦を見る目、そなたが持つ莫大な富とその生み方、筑前秋月や筑紫を潰した手腕を高く買っておるのだよ」

 口調はとても穏やかなのにどうしてこう寒気がするのだろう。

「で、断ったら父上に私を殺させますか?
  尼子新宮党や陶の江良房栄のように」

 こちらも負けずに朗らかな声で元就の過去の傷をえぐってみせる。
  吉川、小早川の顔に色が走るが、元就の顔は好々爺のままだ。

「うむ。
  姫も気づいていると思うが、そなたの立場はとても危うい。
  新宮党や江良よりもたやすく姫を殺せるだろうよ」

 ここまでストレートに言われるとこちらも笑うしかない。
  私も自覚はしていた事なのだから。

 私が抑える香春・筑豊十万石、コークスや鋼、遊郭の金を入れたら二十万石を越える知行は大友家の中でも突出して浮いている。
  しかも、駅館川開発が終了しつつあり、宇佐近隣にも私の知行が五千石ていど出来る予定である。
  旧秋月領という大友の敵対地という事を差し引いてもこれは異常で、一万石で二百五十人の人間を雇える戦国においてその動員は五千人を誇っている。
  それがどれほど恐ろしい事か。
  門司合戦で大友が投じた兵が一万五千という事を考えれば、その三分の一が私の兵、つまり対毛利戦の主戦力と位置づけられているのだ。
  これが丸々毛利側に寝返ったり、反旗を翻した場合、その鎮圧は史実の立花合戦以上になるのは間違いない。
  私とて、それを知っているから色々と手を打っている。
  父上に進言し、費用を負担した府内大開発などそうだし、私が抱える兵は旧秋月と御社衆を入れても二千人程度。
  残り三千人を姫巫女衆として遊女や歩き巫女を、金堀衆やたたら衆を雇って非戦闘員にしているのだから。
  まぁ、その非戦闘員が更に私に富をもたらすのだから悪い話ではない。

 だが、大友家内部における私の立場が時と共に加速度的に悪化するのは目に見えている。
  まず一つが父のキリスト教崇拝だ。
  信仰が進めば神社仏閣の焼き討ち等命じかねないし、その時反父上の旗頭の祭り上げられるのは宇佐八幡の姫巫女である私だ。
  まぁ、本格的に父上がキリスト教にのめり込むのは門司の敗北と今山の敗北からだし、色に良く溺れるけどまだ真面目に大名やっているから家臣もさして心配していない。
  府内のキリスト教信仰をマリア信仰に摩り替えて私の崇拝に切り替えさせたので、在住神父の恨みを買ってしまったけど。

 そんな訳で養母と父上の仲も悪くなく、神経性だったのか我が弟長寿丸の吃音も見た事は無い。
  あれ、義統が重臣に舐められる一因だったからほっとする。
  やっぱり家庭環境って子供には大事よ。ほんと。
  けど、長寿丸君がもう可愛くて可愛くて。
  府内に来るたびにとことこついてくるし、別府の遊郭にまでついてきて「おねーたま」と舌たらずな声で私を呼んでくれるし。
  もう、別府遊郭ではアイドルですよ。彼。おねーさまがたのおもちゃですよ。おもちゃ。
  で、それを父上に見つかって「こんな所に連れてくるんじゃない!」と私が説教を受け、「何であなたがそこにいたのかしら?」と養母上がそれにつっこんで父娘揃って説教タイムですよ。
  養母上の説教を聞きながら、互いの膝をつねり「娘が悪い」「父上自重しろ」と罵りあうのを養母上の隣で、新九郎(親家)を膝の上に抱いてにこにこしながら見ているのですよ。これが!
  もーかわいいいったらありゃしない!
  抱きしめてなでなでしたいぐらい。
  ……ショタじゃないよ。うん。
  お風呂一緒に入るぐらいだし。

 話がそれたけど、まだ父上の闇はそこまで悪化していない。
  だが、もう一つの案件が私を確実に追い詰める。
  重臣間の派閥争いである。

 この時期の大友家というのは守護大名色がまだ強く、国衆の連合政権という色合いを脱していなかった。
  統治における最高機関は評定による重臣達の承認が必要だったし、豊後国内でさえ、大友宗家の力は圧倒的ではなかった。
  で、この評定参加者、大友では加判衆と言うのだけど、現在六人いる彼らの顔ぶれは戸次鑑連、臼杵鑑速、吉岡長増、田北鑑生、吉弘鑑理、志賀親守なのだが、近々この面子が入れ替わるという。
  田北鑑生と吉岡長増が引退を申し出ているのだった。
  二人ともいいじじいである。
  吉岡長増は爺様の代から使えているし、田北鑑生は門司合戦で戦死するはずだったけど生き残ってこうして豊後の政務を支えてくれたのだから本当にありがたい。
  大友領の統治も順調に進んでいる事もあって、若い者に任せるという決意をしたそうな。
  それはいいが最高位の椅子が二つも空いたものだから皆の目の色が変わる。
  建前上、一門たる同紋衆三人、外様の他紋衆三人が加判衆の構成なのだけど、戦国大名になる過程で外様の他紋衆は排除されて一門支配が完成する。
  が、豊前・筑前の安定がこれに影響を与える。
  国力が強い彼らが大友体制下に入るにしたがってそれなりの地位を求めだしたのだ。
  その筆頭が筑前立花山城の立花鑑載や高橋鑑種である。
  立花鑑載は博多を押さえ、西大友と呼ばれるほどの繁栄を見せ、高橋鑑種は旧姓が一万田で父上の弟だった大内義長の重臣だったのだが彼が毛利に敗れた後に大友に帰参している。
  一方、田北鑑生の弟鑑重も兄の地位を受け継ごうと画策していたり、他にも父上の寵臣田原親賢も父上が入れたいと考えているふしがある。
  で、そんな重臣間の権力争いにダークホースが登場。
  他紋衆も入れるべきという理由で豊前国衆から押されたのは佐田隆居。私の爺である。辞退したけど。
  …………うん。モロ理由は私だわ。きっと。
  という素敵過ぎる権力闘争真っ只中に下手に介入したくなかったので、堺まで逃げ出したというのも理由の一つである。
  すでに重臣内にも私につく、私を担ぐ連中がいるのだ。
  大友家後継者の我が弟長寿丸派と私珠姫派に将来分裂するのが手に取るように分かる。
  ただでさえ父上と弟の二元政治が大友の衰退の一因と言われているのに私の派閥ができたらなんて考えたくない。
  とはいえ、筑前・豊前における私の影響力は絶大だったりする。

 うん。良く父上私を殺さないもんだ。

「とはいえ、四郎殿を婿にしても事態は何も変わらないと思いますが?」

「だから嫁にと言っているだろう。
  厳島、宮尾城を四郎にくれてやるから姫は厳島で姫巫女を続ければいいだろう」

 で、水軍を与えられて対大友の矢面に立てという事ですね。わかります。
  厳島で生活するには水軍必須だし。

「で、私を排除したら次は立花鑑載ですか?高橋鑑種ですか?」

 私の一言に、顔色を変える両川の二人。
  やはり諜略を進めていたか。
  しかし、元就、さすが智謀の鬼よろしくまったく顔色を変えないな。
  そんなことを思いながら、私は前々から元就に聞いてみたかった事をたずねてみる。

「一つ、前々からお聞きしたかった事を。
  何故、豊前・筑前なのですか?
  関門海峡を押さえていれば無理して取る事も無いでしょうに」 

 事実、毛利の九州撤退後に毛利は中国方面の支配を浸透させ、周防・長門・安芸・石見・出雲・備前・備中・備後・美作・伯耆・因幡・但馬・播磨・淡路の十四カ国を支配・影響下に置く超大大名に成長している。
  この時代、いかに海というのが支配に邪魔なのか良く分かるし、大友と九州で争わなければ畿内制圧も夢ではないだろう。
  織田信長が登場するまで、間違いなく彼は天下人に一番近い位置にいたのだ。
  だからこそ、理解できない。
  そこまでして、何故九州を攻めるのかと。
  元就は私の質問の意味を理解していた。
  だから、その本当の答えに私だけでなく控えていた両川も唖然とする。

「理由か。
  それが夢だからじゃ」

 何といえばいいか分からない私達三人に元就は好々爺のまましてやったりの笑みを浮かべて楽しそうに笑う。

「わしは最初、この城の主ですらなかった。
  それがこの城を継ぎ、この城を守り、それを子に受け継いで終わるのだろう。
  そう思っていた」

 それは、戦国大名毛利元就の人生そのものの告白。

「わしが若かりし日の頃、この地には、大内と尼子という二大大名が覇を競っていた。
  尼子が強ければ、尼子に尻尾を振り、大内が強ければ大内に頭を下げる。
  それが当たり前だった。
  それが今はどうだ?
  大内は既に無く、尼子も出雲一国を握るだけに落ちぶれた。
  もう、誰にも尾を振る必要がない。
  頭を下げる必要も無い」

 うめき声が聞こえると思ったら、吉川元春が泣いている。
  小早川隆景も神妙に聞いているあたり、遺言と勘違いしてないだろうな。二人とも。

「毛利が大内、尼子の領土を全て従える。
  夢を見る事すら許されぬ、わしの妄想でしかない話だ。
  それが、もう目の前にある」

 ああ、そういう事か。
  だから、史実で大内輝弘が逆侵攻をした時に九州から撤退したうえで、九州の地図を焼かせたのか。
  夢だからこそ、現実を壊しちゃいけない。
  そして、大内輝弘に集まった大内残党を潰した事で完全に周防・長門が毛利の支配化に収まったからこそ、大内の後継という旗を立てなくても良くなったので九州侵攻を止めたのか。 
  淡々と諦めた声で私は口を開く。

「じゃあ、最低一回は筑前の戦はやらねばならぬと」

 私が理解した事を分かったから元就は楽しそうに笑った。

「そうじゃ。
  おそらく、わしが死ぬか、姫が父に殺されるかのどちらかで終わる戦をの」

「天下を目指そうとは思わなかったのですか?」

 口に出して思い出すのは、尾張で見た未来の天下人。織田信長。
  あの溢れんばかりの覇気とは違う、天下人を自ら捨てた男は孫の困った願いを聞くかのように苦笑してみせた。

「この城が全てだった男でしかないよ。わしは。
  天下など、わしの手には大きすぎる」

 


  珠姫が去った後、残った三人の下に少輔四郎が呼ばれる。
  三人の息子達の視線をじっと受け止めたまま、元就は口を開く。
 
「少輔四郎。
  大友に行け」

 その一言に彼はただ頭を下げる。

「あれは、絶対に離すな。
  離すぐらいなら、お前の手で殺せ」

 元就は知らない。
  珠も、彼との旅の中で似た事を言った事を。

「父上。
  かの姫は月山富田城より堅牢で、尼子経久殿並みの智謀を持つお方。
  どう、かの姫を落すのでしょうか?」

 吉川元春が不思議そうに元就に尋ねる。
  勇将ではあるが、男女の色事が押しの一手できかぬ事ぐらい分かる風流人でもある。
  実際、父との会話でかの姫を落す策を練ったが、思いつかないゆえの先の言葉である。

「厳島だ」

 父の一言に反応したのは小早川隆景。
  実際参加した隆景は父が何を言おうとしたのか即座に理解した。

「姫に策を使わせないように追い込めと」

 これが色恋沙汰の話とは思えないほど切迫しているあたり、色恋も国が取れるなら策であり、元就は婚姻政策でもその才を遺憾なく発揮したからに他ならない。
  隆景の言葉に元就が補足する。

「そして、策を読みきったように見せて、最後の策で絡め取るのだ。
  元春、隆景、これからは九州の事は気にせずに出雲を攻めるぞ」

 その言葉に三人とも疑問に思うが、元就は笑って言ってのける。

「ああいえば、姫の事だ。
  大内輝弘は姫が始末してくれるだろうよ。
  少輔四郎。
  お前が姫を飼いならして大友を継ぐのだ」

 その言葉に三人の息子達は平伏したのだった。


 

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